SSブログ

自分なりのハリス探し、独断と偏見のレビュー [釣り]

これまでの使用経験から、ハリスについての現時点での自分なりの答えをまとめてみる。

ハリスに限らず、渓流から磯釣り、船釣り、ジギング、ルアーと色々な釣りを楽しむためには、釣り道具に関しては、財布に限りがあるためおのずから、ハイエンドモデルのものは対象外となる。余り安いものも結局買い直すことになるので、道具の違いが分かり始めればミドルクラスからハイクラスのものにチャレンジすることもあるが、基本的には対費用効果が最大限に得られるコストパフォーマンスを重要視する。
ある程度の高価なグレードとなると、値段は急激に上昇しているが、スペック自体は値段ほど上がっておらず、あとは自己満足でしかないと考えているからである。例えば全く同じスペックで、10g軽い竿では軽い方が良いが、その10gの差が1万円となると、安い方を選んで、船代に当てて釣りの回数を増やす方がよっぽど価値があると考えている。

釣り道具と違い、消耗品のハリスは釣りを続ける限りは否が応でも買い換える必要があり、竿やリールと異なり比較的安いため色々と試したくなる。

渓流ハリス
1.jpg
まずは渓流に使うハリスであるが、今も昔もしなやかなナイロンハリスが基本である。
20年前は「銀鱗」や「グンター」などの0.8号辺りが基本であったが、最近は0.3-0.4号を使用している。
最近は0.1-0.2号の細仕掛けが主流のようであるが、自分のスタイルは狭い沢をひたすら遡って足で稼ぐタイプなので、短竿で多少の根掛かりでも強引に外せるように太めが良い。
一時、より安価で強いハリスとフロロカーボンを使ってみたが、川では自然に流れないのか、明らかに食いが悪かったので、以後、最近の渓流専用とうたっているやや高価なハリスを使っている。が、クッションリーダーもかねて一ヒロほど天井糸を使っているので、消耗は少ない。
更に一度使ったハリスも年を越えてそのまま使用しているが、問題を感じたことは無い。
と言うわけで、現在はとりあえず、SUNLINEの「スーパー渓流」を使用している。


さまざま試してきた船ハリス
2.jpg
次に船釣り用のハリスであるが、これまで、写真のごとく紆余曲折してきた。
当初は、フロロカーボンを基本に磯用ハリスを併用してきたが、消費が早いため、コストパフォーマンスから船用の100M巻きにするようになってきた。
メーカーや種類は余り考えずにその時の気分でシーガーシリーズやトヨフロンを中心に漠然と使っていたが、ノマセ釣りを始めてから、考え方が大きく変わった。
まずは、ハリスの硬さである。絡みや絡んだときの癖がつくのを嫌って、ホンテロンなども使ってみたが、これはさすがに硬すぎで、幹糸にも捨て糸にも殆ど使わず、なんとなくハリス入れにしまってある。トヨフロンのLハードなども硬すぎる。かといってナイロンほど柔らかければ絡みやすくある程度の張りは必要と思われる。
次に、ハリスの透明度(屈折率)、色である。これは船でのアオリイカ釣りでの強烈な印象がある。地磯からのアジ餌でのイカ釣りの際、ナイロンのブラックハリスが流行ったことがあったのだが、どうもこれが良くないことが経験的に分かってきた。今でも出来合いの仕掛けなどにもあるのだが、これは確信を持って確率を下げると考えている。イカ針も黒や赤があるが、その辺りはどうなのかはわからない。しかし、がまかつの「お墨付き」の緑色の跳ね上げ式のイカ針はなぜかアタリが良いように感じる。話がそれたが、この磯で使わなくなったブラックハリスが余ってもったいないので、船でのアオリイカ釣りの捨て糸に使っていたことがあったのだが、まったく釣れない。当時はそれがハリスの違いだとは気づかず、その日は船中でダントツの貧果であった。後で船頭に言われたのは、特にイカは敏感で黒でもピンクでも捨て糸でさえ食いが大きく落ちると言われ、透明のフロロカーボンが屈折率が海の色となじむと言われた。
それからはアタリの出やすさ、感度、引っ張り強度、結束強度、根ズレなど、色々と考えながら、試行錯誤した結果・・・・・・・、
やはりコストパフォーマンス重視であったりする・・・。
船用ハリスは、ラインを長く取り、根掛かりなどで傷がつくと食いが悪くなるのですぐに交換、メンタルな面もあって、微妙な号数の違いにこだわりたいが、対象魚が魚種が豊富なため、ラインの太さも多種必要になる。
そこで、たどりつたのが、これ。
3.jpg
チェーン店のポイント&ペグで売っているダイヤフィッシング社の船用ジョイナーハリス。
漁師も確認!水中で糸が消える」とのコピーに惹かれたわけでないが、セール品で安かったのでなんとなく使ってみたところ、イカのアタリも頻繁にあり、強度も申し分ない。「パステルブラウンとあるが、海の色はその時々により、白い濁り、透明、青っぽい潮、黒潮など、色は変わるので、色は意味が無く屈折率や透明度が重要だと思っている。このハリスはcost&benefitのバランスが素晴らしい。以前はブルー系のナチュラルもあったが、今はブラウン系しか見ない。
本音としては根ズレの強さやしなやかさと適度な張りのバランスでシーガーのグランドマックス、グランドマックスFX辺りが理想かと思っているが、定価で4号1mあたり6.0~6.7円で、場合によっては40-50%引きで買えるのだが、ジョイナーハリスは、定価で4号1mあたり2.6円、セールでは1.1円と圧倒的なコストパフォーマンスである。シーガーシリーズも安価なものでは値段はそれほど変わらないのだが、しなやかさと張りのバランスやシーガーフォース以下のグレードはなんとなく透明度が低く白っぽい感じがイマイチ好みで無かったりする。
平行巻きに関しては逆に一定の糸癖が気持ち悪い気がして、こだわる必要も無い。
というわけで、今後しばらくは、これまでの糸を消費しつつ、船用ジョイナーハリスに統一して行こうかと考えている。

4.jpg
こちらはメバル用の仕掛け作り用に使い始めたハリス、まだ試行錯誤中で、透明度としなやかさと絡みにくさとしての張りのバランスをつめていきたい。

5.jpg
こちらは日和佐での大物ノマセ用のハリス 号数が上がると高いのでとりあえず「銀鱗」

お次は、ジギング用のリーダーであるが、こちらはショックリーダーと言うイメージから、最初から伸びがありクッション性のあるナイロンを迷い無く使っていた。
6.jpg
もちろんフロロより安く、更にコストパフォーマンスから山豊ハリス社のファメルというものを中心にそろえていたが、ジギングといえど、細いリーダーが良い場合や細めのリーダーはキズがつくと簡単にブレイクするため、最近になってフロロの方が良いのではないかと感じてきた。
ジギング用のフロロを新たに揃えると言うのは非効率的なので、先の船ハリスのジョイナーハリスを使ってみたが、なんら問題ない。これは一石二鳥ということで、こちらもシフトしていく予定である。

最後に磯釣り用のハリスであるが、中型のグレが多いこともあり、1.2-1.7号のハリスが多く使用している。
磯のハリスも色々と試してきたが、ここ数年はサンラインのsuperトルネードがコスト、しなやかさ、強度の面でバランスが取れており、満足している。が、船用ハリスでダイヤフィッシング社のものが良かったので、同じメーカーのジョイナーボスメントを使ってみたところ、思いのほかこちらも十分な強度で、価格はsuperトルネードの更に6割程度、1.7号50m巻きで1mあたり1円を切る価格は魅力的だ。
ただ、磯釣では大型が掛かると磯際やシモリでの根ズレを伴う確率が高まるため、根ズレに強いことも求められる条件である。
7.jpg
銀鱗は延べ竿のサヨリ釣りに使ったりする。

8.jpg
こちらはすでに使わなくなったハリスで、インナー竿の仮の糸通しのセットに使っている。フロロカーボンは劣化しにくいとされているが、あまり古いと強度は低下し、2-4号の太さでもエギングのしゃくりで簡単に切れる場合もある。
ブラックハリスは先に述べたように問題外である。SVIは見えないハリスとして話題になったが、それほど効果は感じられなかった。マダイ用にピンクと言う発想もメーカーの売り文句に客が釣られているだけでのような気がする。

各種の釣りよって迷うことなくメーカーやブランドを固定したいのだが、ハリスは日々進化している上、道具と異なり比較的手軽に試せる消耗品なので、悩みは尽きない・・・。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。