撃沈･･･。

駄目もとで鳴門のヒラメ船にと電話をかけると、小さい船のE丸に空きがあるとのことで、即答でお願いした。
7時前出船と12月に入り、ゆっくりとした出船になってきた。
お客はもう一人だけで、ゆっくりと竿が出せる。ただ、先のお客さんが右舷ミヨシを陣取ったので、相性の悪い左艫に座を構える。

今日はイカ用に試したいタックルの組み合わせがあったのだが、最近はイカのアタリが遠のいているとのことで、いつものアナリスターショートゲームとスマックレッドチューンの組み合わせで行くことにした。

潮が早いポイントで、根掛かり連発、急に漁礁が現れるので、対応ができない。幸い艫なので、魚探を覗き込みながら、底の変化で交わすが、いきなりオモリを3個ロスト。
ポイント移動をするが、漁礁を離れるとアタリが出なく。根掛かり寸前で少しアタリが出るが、食いを待つと根掛かりになる。
一度、回収中に底から7、8mのところで魚が掛かったが、残り数メートルで姿を見る前にバレた。小さいソゲというよりもエソではないかと思ったのだが･･･。
また沈黙が続いた後、次のアタリはしっかりと針に乗った！　と同時に竿が引き込まれる。力強い引きだが、青物のようだ。せめてシオを期待したが、残念ながら50cmほどのハマチである。

しばらく沈黙が続き、ミヨシの方が、魚をかけている。こちらはまたも根掛かりで仕掛けをロスト。ミヨシの方は本命のヒラメを釣っていたが、オモリは根掛かりでなくしており、ギリギリのポイントの様であった。

その後も根掛かりを繰り返すが、本命のアタリはない。そうこうするうちについにPEが高切れして、10数mとんでしまった。見ると1.5号のPEラインは毛羽立っており、寿命のような気もするが、そのまま5号のフロロをリーダーにFGノットで編みこむ。と、こういうときに限って、またミヨシの方が1枚取り込んでいた･･･。
このパターンは嫌な感じがする。リズムが崩れていく。昼も回って潮の色も白っぽく濁りますます、連れる感じがしなくなってきた時、ようやく撒き餌をしていた船が去っていき、魚場が空いた。実は今日は運悪く、漁師の船が入っており、本命ポイントで竿を出すことができない状態であった。時間的にも最後のチャンス、潮は良くは無いが、多少撒き餌が利いているのではないか？

しかし、運悪く漁礁で根掛かりして、またリーダー部分からラインがとんだ･･･。そして、またしてもミヨシで3枚目の本命が･･･。
船頭曰く、「ヒラメはいつも一人に集中する」とのことだが、これも腕の差と言うことか。
仕掛けの違いは、こちらは、捨て糸、枝子ともシビアなヒラメ様に短くしているのだが、向こうは比較的長く、グロービーズを間に数個使っており、これが目立たせているのであろうか？　こちらもはじめから針のチモトには蛍光ビーズを付けていたのだが･･･。

これまで自信を持っていたPE1.5にリーダーのタックルバランスも何度も高切れして、時間を無駄にすることで更にリズムが狂う。
ここで、ミサキ30号とハイパー棚センサー250Fにタックルを変更した。時間もあまり無い。
と、魚のアタリである！！　じっくり食い込ませて乗った。ムーチングロッド特有の大きなしなりで、真下に引き込む。ヒラメのあたりであればかなりの大物である。PEも3号なのでブレイクの心配はない。が、浮いてきたのは、またもやハマチ･･･。

結局、アタリの数より、ロストしたオモリの方が多いという、自然に厳しい釣りをしてしまった･･･。

ミヨシの方はハマチは2本ほど掛けたが、4号ラインでは2回ともブレイクしたそうで、40-50cmのヒラメ3枚、私はハマチが2本、船頭がハマチ1本という結果であった。


船頭にハマチ頂いて、3本の土産となったが･･･。